ブラック企業の見分け方 (コロナ禍編)
新型コロナウイルスがまだ落ち着きませんね。
引き続き自宅に引きこもる日々が続いています。
G.W に突入し、この連休中に転職活動をする人も多いのかなと思うので、自分の経験がなにか参考になるかもということで書き残しておきます。
これまで複数の企業で働いてきましたが、基本的にブラック企業かどうか見分けるのは難しいと考えています。私自身も入社してから「あーここはブラック企業だった、失敗した。」ということが度々ありました。
度々と書いていますように、次回は気をつけようと思うのですが同じ失敗を繰り返してしまうのです。なので見分けるのは基本的に難しいなと思います。
ただあとから振り返ると傾向がみえてきたとも感じていて、条件に当てはまるからと言ってブラック企業というわけではないのですが確率で避けることはできると思います。
また `ブラック企業` の条件は人によって違うと思いますのでここでは以下の条件としてざっくり定義します。
- A. 長時間労働・休日出勤を頻繁に、または当たり前に要求されること
- B. ハラスメントが存在する
この2つだけを定義します。
職種によって、A は避けられない部分もあると思います。そこは自分がそれだけ働けるライフスタイルであるか、他の人(例えば家族)に迷惑をかけないかなど天秤にかけた上で判断してください。
私はどちらかというとたくさん働きたい方なのですが、いまは小さな子どもたちがいるので働く時間はかなり制限しています。
話題はそれますが、このコロナ禍においては医療従事者の方、またそこに関わる医療メーカーの方はほぼ A のような状況になってしまっているのではないかと思います。彼・彼女たちの使命感に甘えず、少しでも負担を減らしていけるよう感染リスクを抑える活動によって支援できればと思います。
話をもどして、見分け方のポイントを列挙します。
- 資本金が1,000万円以下
- 試用期間が4ヶ月以上
- 給料支払日が当月払いではなく、翌月払い
- 毎年の有給支給日が年度開始時ではなく、入社月
- 転職口コミサイトにコメントがない
- 代表が自分の実績ばかりを面接で話す
- 人が足りない理由が不明瞭
- オンライン会議にマナーがある
それぞれ、法律違反ではないのですがそれぞれ企業に都合の良い制限を課しています。
1.資本金が1,000万円以下
税金対策でこのくらいの資本金に意図的に抑えているところが多いのですが、傾向としてはオレオレのワンマン経営になるため、社長・代表のセンスに依存します。7. にも関係しますが人を増やすことを考えていない会社が人を欲しがっている、または業務拡大したいと言っているのに数年間人数が増えていないというのはそのセンスが一般的に会社員の共通認識と大きくずれていることが原因ですので近づかない方が良いです。まだ売上が小さいから、でもこれから大きく伸ばしていく予定というようなスタートアップ企業も当てはまるので悩ましいところですが、ビジョンを売りにして待遇悪いのは我慢してくれというのは完全に雇用側の都合なのでそこに同情しないようにしましょう。
2. 試用期間が4ヶ月以上
世の中、試用期間が3ヶ月の会社が多い中でこの制限は「雇う側がえらい」という認識であることが強く、会社の役員・部長によるハラスメントが出やすいです。
3.給料支払日が当月払いではなく、翌月払い
これは少ないと思うのですが、その分私は特に確認してなくて入社してから知ったという例ですので念の為確認されることをおすすめします。
これも雇用側の都合です。雇用側の都合を一方的に押し付ける会社は、基本的に代表の考えが腐ってます。
4.毎年の有給支給日が年度開始時ではなく、入社月
これも確認することをおすすめします。有給のとりやすさなどこれまで面接の場できいていましたが有給を付与するタイミングが違う会社があるとは知りませんでした。
これは一般的には企業側が負担して年度初めに一括支給しているケースが多いのでそうではない企業はかなりブラックの可能性があがります。
5.転職口コミサイトにコメントがない
その会社に入りたいけど、情報が少ない場合困ります。転職サイトをみても一切情報が見当たらず非常に困るケースです。
ただ会社から削除依頼によって消えるケースがあるのかは私は知らないので、辞める人がいない可能性もあります。
わたしの経験では、辞める人がほんとうにうんざりして二度と関わりたくないから口コミサイトに書く気力もないという感じでした。
6.代表が自分の実績ばかりを面接で話す
面接の場で、ご自身の過去の苦労話や会社員時代の実績自慢がはじまったら要注意です。「お前もこのくらい血眼になってうちで働けよ」と暗にほのめかしています。
7.人が足りない理由が不明瞭
7. の人が足りない会社、とくに同じポジションがクローズしてはすぐにオープンになったりするのはその部署に問題があり辞める人が多いからです。特に上場されてる企業の場合、第三者の目が入るので会社として機能する最低限の組織は存在しますが、部署単位で見ていくとブラックなところがあったりします。そのためその会社自体は評判良くても入社した部署は最悪という可能性はあり、企業の規模だけでは判断できません。
8.オンライン会議にマナーがある
新型コロナウイルスの感染拡大により、新たな見分けポイントが誕生しました。
それはオンライン会議にマナーを求める会社かという点です。これは面接で「オンライン会議のときに気をつけている マナーはありますか?」ときくと、嬉しそうに答えてくれる会社は NG ですね。上下関係が厳しく、顧客ではなく社内ばかりを向く仕事を求められることになります。
以上、ざっと列挙しましたがみなさんのあるあるな見分け方があればぜひ共有してくださいね。